蒼い栞

過ぎ去ったすべてと僕の愛する人生に捧ぐ

いつも心に詩集を

あふれる喜びに充ちたときにも

先の見えない苦悩のなかでも

いつも心に一冊の詩集をもちたい

 

真鍮のアンモナイト

指先のプレアデス

偽物のシンフォニー

純白のミルクティー

荒野のガーベラ

 

いつも心に一冊の詩集を

 

いつか来る

決断の日のために

どんなときでも

自分を確かに形作るために

 

f:id:bluebookmark:20161228231853j:plain

晴れのち花

もらってばかりで

何かをあげたことなんてあったろうか

 

ひとしきり ひとりきり

さよならが降る

 

世界には悲しいことなんて いくらでもある

今ここにある小さな幸せも世界のすべて

 

この世界で

創っていけるのは未来

 

f:id:bluebookmark:20161224221335j:plain

流れ星

やさしい日々を追いかけていた 明日の僕

君の瞳に映った空は 虹を待っていた

 

深い空に浮かぶ月と目が合えば

別世界に行けそうで

 

 

流れ星がみつからないなら 心で感じよう

だなんて言ってた

でも ほんとは星より君を見ていたかったんだ

 

ほら星がひとつ流れた

ここには流れてこないかな

 

君はいつも 近いようで遠かった

この空みたいに

 

ずっと君のそばにいたかった

今に君のもとに星がとどくよ

 

f:id:bluebookmark:20161221000900j:plain