蒼い栞

過ぎ去ったすべてと僕の愛する人生に捧ぐ

甘いカスタードクリームを

気の抜けたジンジャーエール

現実に迎合する大人を

一瞥するように旅に出よう

 

向かうは南西

 

僕の心は色のない……のように

夕暮れの地で君を射つ

 

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残響がこの身を砕いて

後悔が記憶を染めて

真実が存在を忘却する

 

ならば

果たして

残るものは この詩か骨か

 

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いつも心に詩集を

あふれる喜びに充ちたときにも

先の見えない苦悩のなかでも

いつも心に一冊の詩集をもちたい

 

真鍮のアンモナイト

指先のプレアデス

偽物のシンフォニー

純白のミルクティー

荒野のガーベラ

 

いつも心に一冊の詩集を

 

いつか来る

決断の日のために

どんなときでも

自分を確かに形作るために

 

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晴れのち花

もらってばかりで

何かをあげたことなんてあったろうか

 

ひとしきり ひとりきり

さよならが降る

 

世界には悲しいことなんて いくらでもある

今ここにある小さな幸せも世界のすべて

 

この世界で

創っていけるのは未来

 

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流れ星

やさしい日々を追いかけていた 明日の僕

君の瞳に映った空は 虹を待っていた

 

深い空に浮かぶ月と目が合えば

別世界に行けそうで

 

 

流れ星がみつからないなら 心で感じよう

だなんて言ってた

でも ほんとは星より君を見ていたかったんだ

 

ほら星がひとつ流れた

ここには流れてこないかな

 

君はいつも 近いようで遠かった

この空みたいに

 

ずっと君のそばにいたかった

今に君のもとに星がとどくよ

 

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加速と瓦解

加速していく。

思考が、自転が。

 

瓦解していく。

記憶が、……が。

 

何一つ、手に入らなくとも。

 

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月へと跳ぶ

しなやかに

ゆるやかに

たおやかに

かろやかに

月へと跳ぶ

 

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