蒼い栞

過ぎ去ったすべてと僕の愛する人生に捧ぐ

水槽

透き通る鼓動

ただまっすぐな想いに打たれて

打ち寄せる切なさを感じていた

こんなに穏やかな時があったなんで

 

春の夜の底を歩く

一つ一つを愛せるかな

忘れた想いを混ぜたような

優しい風が胸を溶かす

 

春の夜の底を歩く

見上げた月は暖かかった

重ねた想いが充ちた匂い

遠くの光が滲んだから

 

そっと過ぎる今のなかで

ぼくは君を愛するだろう

 

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