2017-07-03 芽吹き 詩(30〜35) 重い空に滲む風景 通りを行く人の動きは鈍い どこに向かっているというのか 先は見えない こんな閉塞感はなぜだろうか 今ここにいること それを思い知らせてくれているのだろう? 今まで生かされてきたのは 自分の意志ですべてを決めるためじゃない 根拠はないけれど 草の芽が上に上に伸びるように きっと あるべき方向に向かっている だって そうだろう? 僕たちは生きていかなければならないのだから 雨に暮れる街のかたすみで